日常的な心配と過度な心配の見分け方は?
誰もが、日々起こる様々な出来事に対して悩みを抱えています。心配することで、やるべきことを覚えていられたり、困難な状況に対処したりするための準備ができます。けれども、なかには過剰に心配してしまう人もいます。
過度な心配とは、長い時間続き、繰り返し経験され、数週間から数ヶ月にわたって継続するため、学業、友達や家族との関係、余暇活動、そして生活全体の質に支障をきたすものです。
子どもたちはときに、家族の不和、暴力、さらには家族の生死に関する状況など、「大人の」悩みを抱えている場合もあります。そのため、話を聞き、何が起こっているかに耳を傾け、理解することが大切な最初のステップです。
過度の心配を抱えている子どもを支援する方法は?
- 誰でも多かれ少なかれ不安を感じることがあり、不安に対処する方法があることを伝える。
- 可能であれば、不安の原因を少しずつでも取り除く。
- 効果的な問題解決スキルを教え、小さな成功を認め、問題が長引かないようにする。
- 将来のことを過度に心配するのではなく、現在に注意を向けるように促す。
- 体を動かすことを勧める。
- リラクゼーションや深呼吸のテクニックを使うように促す。
- 友達、両親、信頼できる大人に、子ども自身が考えていることや感じていることについて話すように促す。
支援を妨げる可能性があることは?
- 過度の心配に伴う苦しみや悪影響を軽視すること。
- (医療機関への紹介が必要な)重篤なケースを矮小化すること。
- 気持ちを落ち着かせる目的では処方されていない薬や酒類、違法薬物を使用すること。
- 不安を感じる事柄/状況を思い出させ、それについて話させたり、無理に向き合わせたりすること。
- 子どもが話していることや、子どもが表現している感情に十分な注意を払わないこと。
心配に関する動画
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